昨日は、休み返上で、社会見学してきました(^^)
行き先は、浜松の染め工場「二橋染工」です。
浴衣をメインに、手ぬぐいなどを染めている工場です。

型に合わせて糊を付けているところ

他の色が付かないように、糊を盛る

ヤカンと言われるジョウロのような物で、色を差してます。(注染の由来がここに!)
最初は透明の液体ですが、後から色が出てきます!

これが、染める台。
下から染料を吸い取る事によって、
重ねた生地の下まで同じ色が一気に染まります。プシューッ!

色見本。
沢山ありますね~。カラフル(^^)

そして、水洗いして。。。
良く見ると、生地の真ん中に糊が盛ってあります。
先ほどの、ヤカンで透明な液体を注いだ部分。
洗うと、綺麗な赤色になります。
干してある生地を拡大して見てください。

干す!

自然乾燥
天上裏には人が。。。
高所恐怖症の店主には出来ないかも

こちらは、機会で強制乾燥。
自然乾燥とは違ったパリッとした仕上がりになります。

通常は機会で巻くのですが、こちらは手巻き。
やっぱり、人の手を使うと、まごころが注入されますね。

注染染めの型紙。
和紙で作られていて、丁寧に彫刻刀で彫りぬいていきます。

機械捺染、ローラータイプの型(銅)です。
捺染というと、簡単に思われがちですが、職人の技がなければ成り立ちません。
人の手を使った、手捺染もありますよ。
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注染は生地をジグザグにたたんで両面を染めますので
表、裏が無い染めになります。
上記に写っていたヤカンを使って沢山の色を
1回の工程で染めることができますので
各色の境目で自然に混じりあい独特のボカシや
にじみが出来て印刷とはまた違う「味」のある表現になります。

注染の浴衣。
沢山の工程を経て、仕上げられた反物。
職人技が光ります(^^)

店主とほぼ同じ年(^^;の注染用型紙。
引退されたので、お店に展示してありますよ。
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